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狭小地で実現する理想のリビングのある住宅

2021/03/23(火) コラム

吹き抜けのある狭小住宅のリビング

床面積に制限のある狭小住宅では、リビングの造り方によって、家全体の日当たりや風通しが変わります。室内環境を底上げし、家族の寛ぎの場となる、居心地の良いリビングにするためには、どのように計画を進めていくべきでしょうか?

リビングとダイニングキッチンとの関係

狭小住宅のⅠ型対面キッチン

床面積に余裕がある場合、独立したキッチンを造ることもできます。しかし、狭小住宅の場合は、ワンフロア全体を使って、リビングとダイニングキッチンを並べるという間取りが、最も床面積を有効に使えます。例えば、1階はインナーガレージ、2階をリビングダイニングキッチン、3、4階を家族の居室にするというような間取りです。

リビングとダイニングキッチンを並べる間取りは、狭小住宅だけではなく、一般的に最近の主流の間取りでもあります。家にいる時間のほとんどは、リビングで過ごすという暮らし方の家族が増えているからです。

昔のお茶の間のように、全員がテーブルを囲んで談笑するというような過ごし方ではなく、家族それぞれが好きなことをするというような過ごし方です。そのような過ごし方ができるリビングには、ゆったりしたスペースが必要です。限られた床面積の中で、ゆったりしたスペースのリビングにするために必要なことは、ダイニングキッチンとの床面積のバランスと、視覚的な効果です。

リビングとダイニングキッチンとの床面積のバランス

リビングを広くするために、キッチンを狭くしてしまうと、キッチンでの作業効率が低下する、ダイニングを狭くしてしまうと、家族全員で食事をすると、椅子を引いたり立ったりする時に窮屈になる、といった問題が起こってしまいます。そこで、ダイニングキッチンとの床面積のバランスを考えなくてはなりません。
加えて、間口が狭く奥行きが長い場合には、Ⅱ型キッチン、間口が広く奥行きが短い場合には、壁付キッチンというように、部屋全体の形状に適したキッチンレイアウトを選ぶことも大切です。

リビングを、家族の寛ぎの場としてだけではなく、客間としても使う場合には、キッチンのレイアウトが特に重要です。リビングの来客の視線に、キッチンが入るからです。そこで、キッチンが視界に入っても、生活感が出ないキッチンレイアウト+リビングの床面積を圧迫しないキッチンという2つの要素を満たさなくてはなりません。

対面キッチン、Ⅱ型キッチンにする場合は、前面に腰壁を設けて、手元が隠れるようにする、アイランドキッチンの場合は、背面の壁収納に引き違い扉をつけ、食器や鍋、調理家電、買い置きの食料品などを全て納められるようにしておくなどの工夫が必要です。さらに床面積を節約したい場合には、壁付キッチンと壁面収納の組み合わせにし、敢えて見せるキッチンを楽しむという方法もあります。

壁付キッチンにした場合には、間口180~300センチ、奥行き65~60センチ程度+通行の幅100~120センチなので、3~4帖必要です。
2型キッチンにした場合は、間口は150~200センチ、奥行きはシンク側が60~65センチ、コンロ側が70~100センチ+通行の幅100~120センチなので、壁付キッチンとほぼ同じ3~4帖必要です。
対面キッチンにした場合は、キッチンの背面に収納、内側に通路を造る必要があるので、同じⅠ型キッチンであっても、4,5帖程度必要です。
アイランドキッチンにした場合は、間口は240~270センチ、奥行きは75~100センチ+両側の通路各80センチ・壁面との通路120センチ必要なので、6帖程度必要です。

床面積を節約するためには、壁付きキッチンにする方法の他に、対面キッチンやアイランドキッチンにして、前面にカウンターを設け、ダイニングテーブルの代わりに使うという方法も考えられます。その場合には、残りのスペースをリビングとして使えます。
また、ダイニングとしても使えるソファとテーブルのセットにして、ダイニングセットと、ソファセットを、一つにまとめるという考え方もあります。

居心地の良いリビングに必要なこと

バルコニーに繋がる狭小住宅のリビング

狭小住宅のリビングには、陽射しが溢れ、気持ち良い風が吹き抜けていくという室内環境に関わる要素と、狭さによる圧迫感を感じないという視覚的な要素、常にすっきりさせておける要素が求められます。

日当たりと風通し

密集した住宅地に建つ狭小住宅は、周辺の建物によって、日当たりと風通しを確保することが、難しい環境にあることが少なくありません。そのような環境では、吹き抜けや、スキップフロアを採用することによって、家の中の空間を繋げ、陽射しと風を採り入れることができ、視覚的な解放感も得られます。

バルコニー

2階リビングにする場合、リビングの掃き出し窓と、バルコニーと繋げることによって、リビングをより広く感じさせられます。外部からの視線に煩わされないよう、陽射しと風は妨げず、視線を妨げられるようなフェンスと組み合わせることがポイントです。

畳の小上がりやダウンフロアを採り入れる

段差によってできる緩い区切りがアクセントになります。

収納

1階に各自の居室がある場合はそれほどでありませんが、1階はインナーガレージと玄関、2階がリビング、3階が各自の居室というような間取りの場合、リビングに物が溢れやすくなってしまいます。1階に居室があると、荷物を置いてからリビングに入れますが、居室が3階にあると、帰宅した家族が、玄関からリビングに直行するからです。

居心地の良い状態を保つためには、常にすっきりと片付いているリビングにしておかなくてはなりません。リビング内に、家族で使える大型の収納スペースを設けると、上着やバッグをソファや床に置かなくてもすむので、リビング内が自然に片付きます。

コンセント

リビングでは、テレビやオーデイオ、B-rayレコーダ―、パソコンなど、たくさんの電気製品を使うため、コンセントの数と位置に配慮する必要があります。具体的に家具と電気製品の位置とサイズを想定して、コンセントの位置を決めことが大切です。

家具や家電を置いてから、ちょうど良い位置にコンセントがなかったり、数が足りなかったりすると、コードを長く引っ張ったり、タコ足配線にしたりすることになってしまいます。そうなると、躓きやすい、見た目が悪い、掃除がしにくい、火災の危険が高まるなど、様々な使い勝手の悪さが生まれてしまいます。

コンセントの中には、電気の他に、インターネットや電話も一緒に繋げるマルチメデイアコンセントや、USBと組み合わせてあるコンセント、床用コンセントがあります。マルチメデイアコンセントは、リビングにテレビを置く場合には使いやすいコンセントです。スマホの充電器を置きたい場合には、USBと組み合わせてあるコンセント、お鍋や、すき焼きを楽しみたい場合には、ダイニングテーブルの足元に、床用コンセントがあると便利です。

階段の位置

吹き抜けやスキップフロアを採用した場合、陽射しと風を遮らない為、スケルトン階段にすることが多いと思います。スケルトン階段は、蹴込板がない分、視線の抜けを作るので、階段の位置に自由度が出ます。奥や手前など、部屋の端だけではなく、中央にも設けられます。

リビングの中央に階段を設けると、リビングとダイニングキッチンの間に、緩い区切りが作れます。ただし、家具の配置には制限が出てしまいます。奥に設けると、1階から上がってきた家族が、リビングを通り抜けて3階にある自分の居室に行くので、家族の触れ合いのチャンスが増えます。ただし、玄関から居室への移動距離は長くなってしまいます。

このように、階段の位置は暮らしに影響します。リビングとダイニングキッチンの関係性、玄関から居室への動線、家族のコミュニケーションなどを考え併せ、家族の暮らしに合う階段の位置を決めることが大切です。

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