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3階建ての狭小住宅│後悔につながるデメリットと対策方法を解説

3階建てに住んでみて後悔を感じるポイントには、どのようなものがあるでしょうか。
今回は後悔に繋がるかもしれない、3階建てのデメリットについて詳しくご紹介します。

家づくりを始める前にデメリットを理解しておくことで、対策が取りやすくなります。
後悔しない家づくりを叶えて、快適な生活を送りましょう。

3階建てを計画している方は、ぜひ参考にしてください。

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3階建ての狭小住宅とは​

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狭小住宅とは狭い土地に建てられた住宅のことで、約15坪以下と言われていますが厳密な定義はありません。
狭小住宅は、広い敷地を確保することが難しい都心部によく見られます。
各フロアのスペースが広く取れないので、3階建ての住宅も珍しくありません。

狭いスペースに家を建てるので、隣の家との距離が近くプライバシーが守られる設計が求められます。
家を建てるスペースを出来る限り広げるので、庭などを充実させることは難しいでしょう。

3階建ての狭小住宅│デメリットを解説​

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3階建ての狭小住宅には、どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
デメリットはそのまま後悔ポイントになりやすいので、どうにか回避したいものです。

一緒に対策方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

別階への移動が面倒で後悔​

3階建ての家は部屋への移動が縦になることが多いので、階段での行き来が面倒と感じられるかもしれません。

特に小さなお子さんやお年寄りのご家族がいらっしゃると、移動に手助けが必要であったり、危険がないか見守る必要があります。
足をケガしたり、痛めたりして歩きずらい場合であっても、階段の移動はかなりの負担です。

また重い荷物を持っての移動も、頻度によっては体に負担がかかるかもしれません。

  • 毎日の食料品を2階のキッチンまで運ぶ
  • 洗いあがった寝具を3階の寝室まで運ぶ
  • 部活用品を3階の子ども部屋まで運ぶ
  • 洗濯物を干すのに屋上まで運ぶ

頻度が低くても、3階で利用する大きな家具を購入した際には、運ぶのに苦労します。
分解できないマットレスやベッド枠であれば、階段の曲がり角などが通るか確認しておきましょう。

このデメリットを回避できるのはホームエレベーターの利用ですが、設置費用やランニングコストがかかるので、3階建て住宅に導入されることは一般的でありません。

次にご紹介する、家事導線や生活導線を意識した家づくりをすることで、負担の大幅な軽減にはなるので参考にしてください。

家事導線が悪くて後悔

3階建てにすると、家事導線が悪くなりがちです。
家事導線とは、家事をする場所を結んだ線のことで、その線が短いほど作業効率がいいとされています。

  • 1階のお風呂場で汚れた服を脱いで洗濯をしたものを、3階のルーフバルコニーで干す
  • 1階で洗濯機を回しながら、2階のキッチンでお料理をすすめる
  • 3階のルーフバルコニーで干した洗濯物を、各部屋に収納する

階を挟んで家事を進める導線があると、その都度、階段を使って行き来しなくてはいけなくなります。
体力を使うので疲労がたまりやすくなりますし、移動に時間がかかるので家事の進みが悪くなるでしょう。

家事導線が悪くなるというデメリットへの対策は、水回りの間取りをまとめることです。
水回りをまとめることで家事の比重が高い、キッチンと洗濯スペースの行き来が楽になります。
さらに小さなお子さんの、お風呂やトイレのお世話をするのにも便利です。

またランドリールームを作ると、洗濯の作業が全て完結します。
家事導線のいい間取りに整えて、家事の効率を上げていきましょう。

生活導線が悪くて後悔

3階建てにすると、生活導線が悪くなりがちです。

生活導線とは、毎日のルーティンを線でつないだもので、線が短かったり何度も往復する必要がない状態だと、スムーズな生活がおくれるとされています。

例えば次の様な生活導線は、毎日の生活にかなりの負担となるでしょう。

  • 3階の寝室で起きて、1階の洗面台で顔を洗い、2階で朝食を食べて、3階に着替えに戻る
  • クリーニングを取りに行って、1階の玄関から入り、3階のクローゼットに収納する
  • 仕事から帰ってきて3階で部屋着に着替え、2階で夕食を食べる

平屋であれば、行き来がある程度あっても負担に感じにくいですが、階を挟んで移動するのは移動距離が長く階段があるため、面倒に感じてしまいます。
家事導線同様に生活導線も整えていきましょう。

生活導線を整えるには、生活のルーティンにあった間取りにすることが大切です。

  • 食事の前に手洗いうがい、顔洗いをするのならリビングの階にも洗面台を作る
  • 寝室で着替える必要がなければ、2階にファミリークローゼットを作る
  • 部屋着などを収納するスペースを、脱衣室に設ける

毎日くり返す生活の中で、少しの手間を削ることができれば、生活のしやすさが激変します。

3階建てであっても、生活導線のいい間取りに整えていきましょう。

​3階建ての狭小住宅│メリットを解説

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3階建ての狭小住宅には、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

居住スペースを広げられる​

狭い土地に家を建てる狭小住宅は、家のづくりを縦に伸ばすことで、居住スペースを広げることができます。

人数分の子ども部屋を作りたい、共有スペースに希望の設備を取り入れたい、または収納スペースを確保したいなど、床面積が足りないからと諦める必要はありません。

3階建てにして、理想の間取りを実現しましょう。

上階からの眺めがいい​

3階建ての魅力には、上階からの眺めのよさもあげられます。
狭小住宅は庭などを設けることが難しいので、外の空間を楽しめない印象があるのではないでしょうか。

3階にルーフバルコニーを設置したり、屋上にプライベートスペースを作ると、3階建てでしか味わうことのできない眺めと開放感を楽しめます。

  • 洗濯物を干す
  • ガーデニングやヨガなどの趣味を満喫する
  • バーベキューやランチなどの食事をいただく
  • 子どものプールなどを出して遊ばせる

眺めのいいスペースで、さまざまな楽しみ方をしていきましょう。

狭小地でも家を建てられる​

土地の価格が高い都心部では、広い敷地を確保することが難しく家を建てることを躊躇しがちです。
さらに人気のエリアには、家を建てられるほどの土地が残っていないことも多くあります。

そんななかでも、変形型の土地や、狭小地を見つけることができれば、土地の価格はかなり抑えることが可能です。
予算に余裕ができれば、設備などを充実させることもできるでしょう。

狭小地であっても3階建てにするなど、設計しだいで理想の家づくりは叶えられます。

店舗併用住宅に向いている​

​3階建てのように階数が多くなると、それぞれのフロアを独立させやすくなります。
1階を店舗にして、2階以上を住宅とすることも可能です。

店舗で働くなら移動する必要ないので、時間の有効活用や、通勤費の削減にもなります。
外階段を作るなどすればプライバシーも守られるので、家族への影響もありません。

1階はお客様が入るフロアになるので、2階の生活音が響かないように整えていきましょう。

まとめ​

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3階建てにすることで、後悔しそうなデメリットをご紹介しました。
後悔につながるポイントを先に理解しておくと、新築計画の時点で対応できるので、快適な家づくりができます。

  • 別階への移動が面倒で後悔
  • 家事導線が悪く、家事の効率が下がるので後悔
  • 生活導線が悪く、家の中を行き来することが多くて後悔

毎日の家事や生活をシュミレーションして、できるだけ別階の移動が少なくなるような間取りに整えていきましょう。

また事前にメリットも理解しておくと、3階建ての魅力を活かした家づくりができます。

理想の家を、3階建てという形で叶えていきましょう。

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監修者情報

高坂 昇

高坂 昇ou2株式会社 専務取締役 一級建築士

木造密集地域や防火地域において、木造ならではの施工性や設計の柔軟性、コストパフォーマンスを活かして木造耐火4階建て住宅(もくよん®)や、災害時の避難場所となる地下室や屋上を備えた災害住宅も提唱しています。

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