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RC造住宅は快適に暮らせる家になる?

2021/04/15(木) コラム

RC造住宅

日本の戸建て住宅の多くは、木造住宅ですが、都市部では、RC造住宅を建てる人も増えてきています。東京は土地の価格が高額な為、狭小地を購入するケースが多いことがその理由の一つです。狭小地に建てる家は、フロアごとの床面積が少ないため、居住面積を確保する為に、3階建て、4階建てと縦に伸ばしていきます。加えて、密集した住宅地の中で、十分な日当たりと風通しを得ることや、狭さから発生する圧迫感を無くす為に、吹き抜けが採用されます。

また、敷地内に駐車スペースをとれない為、インナーガレージを造る場合もあります。そのような縦に長い空間を持つ設計の家に対して、耐震性の不安を感じる人は、耐震性が高いと言われるRC造住宅での家づくりを検討されるのではないでしょうか?それではRC造住宅と、木造住宅やそのほかの鉄とコンクリートの住宅との違いは、どこにあるのでしょうか?

戸建て住宅の建築方法の種類と特徴

戸建て住宅の建築方法には、大きく分けて木造住宅と、鉄とコンクリートの住宅があります。

木造住宅

木造住宅には、在来工法、金物工法、伝統構法がありますが、ほとんどの木造住宅は、在来工法で造られています。自然素材である天然木で造られた住宅の快適さが、多くの人に好まれています。建築費が抑えられることも魅力の一つです。木造住宅の法定耐用年数は22年です。

軽量鉄骨造

柱や梁など建物の骨組みに、鋼材の厚みが6mm未満の鉄骨を使う工法です。鋼材が6mm以上厚く、より強度が高い鋼材で建てられる重量鉄骨は、マンションや高層ビルに使われ、戸建て住宅は軽量鉄骨造で建築されます。

鉄骨造の建物のうち、鋼材の厚みが4mm以上の鉄骨造の建物の法廷耐用年数は34年、3~4mmは27年、3mm未満は19年です。したがって、軽量鉄骨造の耐用年数は、19年です。

規格に沿って工場で生産された材料を現場で組み立てるので、工期と費用が倹約できるのですが、RC造に比べて、耐震性、耐火性が低いという面もあります。

RC造

鉄筋で骨組みを造り、その骨組みにコンクリートを流し込む工法です。引っ張る力に強い鉄筋と、押す力に強いコンクリートの組み合わせが、柔軟な強靭さを備えた建物を生み出します。RC造の法定耐用年数は47年です。

RC造住宅の魅力

RC造住宅には、耐用年数が長いという以外にも、数多くの魅力があります。

外観デザインの自由度

丸みを帯びたフォルムを採り入れたい、ガラス面の多い構成にしたいというような希望を叶えることができ、自由に、個性的で洗練された外観デザインを生み出せます。

間取りの自由度

都市部の狭小住宅において、この要素が最も暮らしやすさに繋がるRC造住宅の強みです。密集した住宅地に建てる3階建て、4階建ての狭小住宅は、上階は日当たりが良いが、1,2階の部屋は昼間でも照明をつけないと明るくならない、冬は陽射しが入らないので寒い、風通しが悪いといった問題を抱えています。快適な生活には、晴れた日には、照明をつけずに日常的な作業ができる、窓を開けて換気ができる、冬は暖かい陽射しを採りこめるなど、陽射しや風によって受ける恩恵が必要です。

密集した地域に建つ狭小住宅が、陽射しや風をと要り入れる為には、吹き抜けや、スキップフロア、中庭を造って、中庭に面した壁には大開口を設けるなどのプライバシーを確保できる大開口が必要です。また、敷地内に駐車場を設けられない場合にインナーガレージを設けることもあるでしょう。

これらの設計はすべて、大きな空間を生み出すことになる為、高い耐震性が求められます。木造住宅の場合には、耐震の為、必要不可欠な耐力壁や柱の位置による間取りの制限がありますが、RC造の住宅にはその制限がありません。RC造には、ラーメン構造と壁式構造がありますが、どちらも自由に大空間を造れます。ラーメン構造は、柱と梁による強靭な枠で構造部を造る方法、壁式構造は、壁そのものにが、柱や梁となる構造です。

大きな空間の設計は、将来の可変性にも繋がります。子供の誕生から子供の独立まで、人生には、何度か大きなライフスタイルの変化があります。その際に、新たなライフステージでの暮らしやすさを得るにリフォームを計画されることもあるでしょう。RC造の住宅は、リフォームでの自由度も高く、自在に間取り変更ができます。

遮音・防音性の高さ

隣家との距離が近い、交通量の多い道路や線路に面している、近隣が商業地域であるというような場合、周囲の生活音や騒音に悩まされることがあります。一方、長時間楽器の練習をする家族がいる、子供が生まれたばかりであるというような場合には、自宅からの音が、周囲に迷惑をかけているのでは?と気を使うこともあるでしょう。

RC造の住宅は、気密性が高いため、外部からの音、家の内部からの音をどちらも遮断し、静かな室内、外部に自宅からの音で迷惑をかけない環境を作り出します。また、上階から階下への音の伝わりもないので、上下で世帯のゾーン分けをする二世帯住宅にも向いています。

二世帯住宅で、せっかく完全分離にしても、ストレスが生まれてしまう原因の一つは、生活音です。RC造の二世帯住宅は、子供の足音が階下に響く、遅く帰宅した家族の食事の支度をする物音が響き、早く就寝する親世帯の睡眠を妨げる、といった状況を防ぎます。

火災への強さ

鉄骨造には、540℃で変形しはじめるという問題点がありますが、鉄骨がコンクリートで包まれているRC造では、その心配がありません。火災が収まらず。1,000℃の状態が2時間続いても、不燃材であるコンクリートは燃えないからです。

省エネと快適な室温を同時に実現する気密性

夏涼しく冬暖かい環境を調える為には、断熱性だけではなく、気密性も必要です。エアコンで創った暖かさや涼しさを隙間から逃がさない、外部の太陽熱や冷気を侵入させない為です。

RC造の住宅は、気密性が非常に高いので、冷暖房の効率が良く、吹き抜けによって大空間が造られていても、多くのエネルギーを使わず、最適な室温を調えられます。また、コンクリートには、暖まりにくく、冷めにくいという性質があります。エアコンが効き始めるまでは時間がかかりますが、いったん適温になれば、省エネでその状態を維持できます。ただし、この2つの性質は、結露を発生させる恐れがあるので、十分な断熱性の高さと適切な換気計画を備える必要があります。

結露が発生してしまうと、カビが発生し、室内環境に悪影響を与えます。室内に嫌なニオイがする、アレルギー発症のリスクが高まる、壁に黒ズミができ拭き掃除をしてもきれいにならないといった問題が発生することも考えられます。

結露以外にも、RC造の住宅は、夏暑く冬寒いと言われる所以は、RC住宅の持つ蓄熱性と気密性に見合うだけの断熱性を備えない建物があったからではないでしょうか?快適な室内環境を調える為には、断熱性と気密性と換気計画のバランスが重要です。

RC造の家を建てる際の注意点

RC造の住宅には、耐震性、耐火性、外観デザインや間取りの自由度、省エネ性など、様々な良さがありますが、新築時には、木造住宅に比べて、費用が嵩みます。建築費は、木造住宅の1.5倍~2倍です。建材費が木材より高額であることに加えて、地盤改良工事費用も嵩むからです。

RC造の住宅は、木造住宅より重量があるため、深くまで地盤改良をするケースが多いのです。地盤改良は、深くまで改良するほど、費用が嵩み、同じ地盤であっても、木造の住宅を建てる場合と、RC造の住宅を建てる場合では、改良する深さが変わってくるため、費用が嵩みます。

M-LINEでは、敷地の形状や面積、周辺の環境に応じて、RC造以外に、RC造と木造の組み合わせなど、柔軟な発想で、ご家族に最適なプランをご提案します。RC造にするよ費用が嵩みそう、木造住宅の良さも捨てがたいなど、家づくりへの思いに応えます。

■ ■ ■

東京都内の土地は、高額である上に、防火地域など制限のある土地が多く、暮らしやすく安全な家を建てるためには、優れた設計と技術力が求められます。M-LINEは、どんなに悪条件のある土地であっても、必ず理想の住宅を実現します。ハウスメーカーに断られてしまった…難しい条件のある土地なので、施工できる工務店が見つからない…そのような土地でも必ず、ご満足いただける提案をいたします。

RC造の家は費用がかかりそうで心配だが、建てられるものなら実現したい…そんな想いにお応えします。狭小地での家づくりをご計画される際には、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

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